Windows 11はデザインを重視したアップデートとなっており、かなり多くのUI、メニューなどが刷新されています。そのひとつに、右クリックしたときに表示されるメニュー(コンテキストメニュー)の刷新もあるんですが、これが正直かなり微妙。
デザイン重視で最低限の機能しか表示されず、「その他のオプションを表示」をクリックすると以前のコンテキストメニューがそのまま出てくる二度手間仕様…
これをWindows 10のように戻す(Windows 11のコンテキストメニューを無効にする)方法を紹介します。
最新バージョンでも動作
今回の手順は12/5時点で最新版(Insider Preview Dev)の以下のバージョンでもバッチリ動作しました。
Windows 11でのコンテキストメニュー
実際に使えばすぐに分かりますが、なぜかコンテキストメニューが2種類存在しており、普通に右クリックすると以下のようなメニューが表示されます。見て分かる通り、このメニューでは基本的な操作しか行なえません。
その他の操作を行う場合には「その他のオプションを表示」をクリックして以前のメニューを表示して行う、という二度手間…
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設定方法
流石にこの仕様はしばらく使っても慣れそうにないので、とりあえず私は戻すことにしました。
Windows ターミナルを起動
コマンドを実行
以下のコマンドを実行するだけでOK。一瞬で終わります。
reg.exe add “HKCU\Software\Classes\CLSID\{86ca1aa0-34aa-4e8b-a509-50c905bae2a2}\InprocServer32” /f /ve
上のような表示になればOK。
あとは再起動後に反映
反映させるにはPCの再起動、またはエクスプローラの再起動を行います。
エクスプローラの再起動
こっちのほうが早いです。タスクマネージャから右クリック→「再起動」でOK。
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これで右クリックすれば以前のコンテキストメニューが表示されるはずです。
現時点で不具合は確認されておらず、快適に使用できています。

ペイントの「編集」ボタンを復活させる方法
この記事の方法で復活させたコンテキストメニューは、一見するとWindows 10と同様ですが、いくつか機能が削除されています。
その一つが、画像を右クリックしたときに表示されていた、ペイントの「編集」ボタン。使わない方もおられるとは思いますが、簡易的な編集に便利で私は頻繁に使用していました。
以下の記事でこのボタンを復活させる方法を紹介していますので、ペイント愛好家の方はぜひお試しください。

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Windows 11標準に戻す方法
もとに戻す場合には、以下のコマンドを実行して再起動すればもとに戻ります。
reg.exe delete “HKCU\Software\Classes\CLSID\{86ca1aa0-34aa-4e8b-a509-50c905bae2a2}” /f
コメント
コメント一覧 (4件)
ショートカットキーのすべてに謎のワンクリックを要求されていたところにこの記事、非常に助かりました。
ありがとうございました。説明通りにして、再起動したらWindows 10式のコンテキストメニューが表示されて感動しました。
1日×100回×365日×例えば日本人の30%の人口×世界各国の人口の30%と言ったら、クリックの省略できる分は1年で何兆回になるのでしょうか。本当に価値のあるwebページを公開していただき心より感謝いたします。
本当に助かりました。
ショートカットキーも使えなくなるなんて何考えてるのか・・・
こんな変更やめてほしいです。
私もこれどうにかできないものかと思っていたので助かりました。ありがとうございます。