Chromecast with GoogleTVでは、基本的にホーム画面の変更ができないようになっています。昔はAndroidTVでも通常のAndroidと同じように変更できて便利だったんですけど、AndroidTV 9.0あたりから変更できなくなったんですよね...
今回はそれを強制的に置き換える方法を紹介します。とはいってもADBコマンドでデフォルトランチャーを無効化するだけなんですが。
必要なもの
・ADBコマンドを使用できるPC(ADB環境はこの記事で導入できます)
・任意のホーム(ランチャー)アプリ
※AndroidTV端末でADBコマンドを使用するにはLAN経由で接続する必要があります。そのため、同じネットワークに接続しておいてください。
手順
任意のホームアプリをインストール
通常のAndroidで使用可能なものであれば置き換え自体はできます。が、リモコンで操作するならTV向けがおすすめです。私は「ATV Launcher Pro」に置き換えしました。これは有料版ですが、無料版もあります。GooglePlayから普通にインストール可能です。
USBデバッグを有効化
まずは「開発者向けオプション」を有効化します。これは通常のAndroidと一緒。
「設定」→「システム」→「Android TV の OS ビルド」の上で数回決定ボタンを押します。
表示された「開発者向けオプション」の中から「USBデバッグ」を有効化。
ChromecastのIPアドレスを調べる
設定から確認できます。
「設定」→「ネットワークとインターネット」→接続しているWi-Fi or 有線
PCでコマンドを入力
Windows10であれば「PowerShell」を起動し、以下のコマンドを入力します。後半のIPアドレスは、先程確認したものに置き換えます。これでLAN経由でのADBが可能になります。
adb connect 192.168.x.x
この時、Chromecastの画面にこのような表示が出ますので、「許可」を選択してください。
次に以下のコマンド入力します。Chromecast with Google TVの場合、2つのアプリを無効化する必要があります。※ランチャーだけ無効化するとホームボタンを押した際にクラッシュしてしまいます。
adb shell pm disable-user --user 0 com.google.android.apps.tv.launcherx
adb shell pm disable-user --user 0 com.google.android.tungsten.setupwraith
ホームボタンを押す
これでデフォルトランチャーの無効化が完了しました。ホームボタンを押すと、先程インストールしておいたランチャーが起動するはずです。
ATV Launcherは結構カスタマイズ項目が多くて、アイコンやアプリ名、並び順にスクロール方向などもカスタマイズできます。
キャスト機能が動作しない場合
この作業の影響かわかりませんが、キャスト機能が動作しなくなりました。
対処法として、設定から「Chromecast built-in」を一度アンインストールすれば動作するようになりました。
アンインストール後は勝手に再インストールされます。
もとに戻す場合
もとへ戻す場合、先程無効化したアプリを有効化するだけでOKです。
adb shell pm enable com.google.android.apps.tv.launcherx
adb shell pm enable com.google.android.tungsten.setupwraith
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