Pixelの最強カメラアプリ「Google Camera」を他のスマホに導入する方法【移植版】

Pixelシリーズのカメラが高い評価を得ている一つとして、カメラアプリの優秀さがあります。

Pixelのカメラアプリには「Google Camera」が搭載されており、これは、Google Photosなどで培われたAI機能がふんだんに盛り込まれた最強カメラアプリとなっています。こんなアプリがあったら海外の開発者達が黙っているはずもなく、Pixelの発売直後に移植されています。

他のカメラアプリとは比較にならないほど様々な開発者によって移植/開発が行われているため、機能を追加したもの、特定の機種に最適化されたものなど様々なバリエーションが存在します。今回はその「Googleカメラ」(Gcam)を他メーカーのスマホに導入する方法を紹介します。

目次

動作条件

移植版Google Cameraが動作するには最低でも以下の条件を満たす必要があります。

  1. Android 8.0以降搭載
  2. Camera2 APIに対応
    Camera2 APIはAndroid5.0から使用できるAPIで、有効化されていない場合はRoot化が必要です。
  3. SnapdragonのSOC搭載、かつOSが64bitであること
    HuaweiのKirinで動くバージョンなど例外もありますが、バージョンが古い/最適化不足などで非実用的

まあ、正直実際に試してみるのが手っ取り早いです。いくつかのバージョンをインストールしてみて、起動するものを探しましょう。

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ダウンロード

以下のリンクは、数ある移植APKの中から多くの端末で動作するAPKファイルが厳選されています。対応しているAndroidバージョンが記載されているので、使用しているAndroid端末のバージョンに応じて選択します。ただし、少しバージョンは古めとなっています。

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いち早く最新版を使用したい場合は以下から探しましょう。かなり頻繁に様々なビルドがリリースされます。Android 11搭載スマホなどであればv8以降でないとうまく動作しない場合もあります。

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Google Camera Ports Download Modified Google Camera ports (Pixel Camera) by BSG, Arnova8G2, BigKaka, Shamim, and others. Download hub for GCam ports.

インストール方法

APKをインストールする方法は以下の記事で解説しています。簡単にインストール可能です。

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UI・機能

このようにGoogle Pixelを使ったことのあるかたは見慣れたUIが起動。機能はPixelと同様です。

設定項目はビルドにもよりますが、私の試した「MGC_8.1.101_A9_GV1n」では以下のようにかなり多く追加されています。

複数レンズを有効化

最近のスマホは「望遠」「超広角」などの補助レンズを搭載しているものが多いですが、移植版のGoogle Cameraでもバッチリ使用可能。

最近のリリースには、機種ごとの最適化ファイルが含まれていることがあります。そのため、機種によっては有効化が不要な場合もあります。また、機種やGoogle Cameraのビルドによっては補助レンズを認識しない場合もあります。

インカメラの切り替えボタンを長押しすると設定画面が表示されるので、「詳細設定」をタップ。

「補助レンズ」をタップし、「ボタンを表示」にチェックを入れ、次に端末に含まれるレンズにチェックを入れます。

TelephotoWide
望遠レンズ超広角レンズ

補助レンズが使用可能に

下部の倍率変更ボタンをタップするとカメラが切り替わります。

メイン
2倍ズーム
超広角

夜景モード/天体撮影モードも使用可能

Google Cameraの移植ということで、Googleの強力な「夜景モード」や、更に強い「天体撮影モード」も使用可能となっています。

「夜景モード」は下側のタブの一番左にあるため切り替えれば使用可能。

天体撮影モード

「天体撮影モード」は、「夜景モード」に切り替えた状態で、シャッターボタンが”星”アイコンになれば有効になっています。この状態で撮影すると長時間露光を行い、星がきれいに撮影できるというわけです。

以下は過去に「Mi 9」+Google Cameraの天体撮影モードで撮影した写真。ベランダで撮影したので部屋の光でモヤが出てしまっていますが、肝心な星はきれいに撮影できているのが分かるかと思います。当然、撮影時間は真夜中で真っ暗です。

その代わり、撮影にはかなり時間がかかり、2分程度安定した場所に置いておく必要があります。

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起動直後にクラッシュする場合

いろいろなAPKを試してもダメなら以下をお試しください。

Root化していない/できない端末の場合

素直に諦めるか、Xiaomiなどの開発が盛んなメーカーの端末の場合は、機種専用ビルドなんかもあるので、探してみるのもありでしょう。「機種名+google camera」で検索しましょう。

まあそもそもそんな端末は当たり前のようにRoot化できるので望みは薄いかと思います。

Root化している場合

以下の方法で、Camera2 API、RAW形式に対応させることができます。これにより起動するようになる可能性があります。

実際、「Mi Pad 4 Plus」は初期状態では起動できなかったのですが、Camera2 APIの有効化をすると起動するようになりました。

コメントにて、Xperia XZ1は有効化できないかったと情報を頂いています。おそらくその他のXperiaシリーズでも同様と思われます。

Camera2 APIに対応させる方法

※要Rootにつき自己責任

adb shellを用いるか、ターミナルエミュレータをインストールし、以下のコマンドを一行ずつ実行すればOK。実行後は再起動してください。(suを実行後、Androidスマホ側で「許可」をタップ)

adb shell

su

setprop persist.camera.HAL3.enabled 1

setprop persist.camera.eis.enabled 1

これで有効化が完了です。

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