先日紹介したCarPlay AI Box「UX999 Ultra」のシステムアップデートを行ってみましたので、その手順を残しておきます。
UX999シリーズには「ApplePie」のアップデートを適用可能
情報がかなり少ないので憶測も含みますが、どうやら「UX999」シリーズは、「ApplePie」という別のブランドで発売されている製品のOEMのようなものらしく、今回の「UX999 Ultra」であれば、「ApplePie Ultra」がほぼ同じ製品となっています。
これらは、スペックだけでなくOSも同じものらしく、アップデートファイルも同じものを使用できるようです。

私が購入した「UX999 Ultra」(PLAY AI BOX)の公式サイトと思われるページでも同じアップデートファイルが配布されていました。ただし、バージョンが古いので、ApplePieのページからのダウンロードをオススメします。
アップデートの適用にはmicroSDカードが必要
UX999シリーズは、通常のAndroidスマホなどのように、端末上でのアップデートのダウンロード/適用ができる機能(OTA)には対応していないため、手動でアップデートファイルをダウンロードして読み込ませる必要があります。
UX999シリーズの場合、microSDカードから読み込む仕様となっているため、microSDカードが必須となります。
アップデートファイルの容量は1.7GB程度なので、8GB程度あれば問題ないとは思います。
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アップデートの手順
アップデートファイルのダウンロード
「ApplePie」の公式サポートページにて、最新ファームウェアが配布されています。

今回アップデートを行うのは「UX999 Ultra」なので、同じスペックの「ApplePie Ultra」のファームウェアをダウンロードします。

1.5GB程度のzipファイルがダウンロードされます。
zipファイルをMicroSD直下に配置
ダウンロードしたzipファイルを開き、中のファイル2つをmicroSDカードにそのまま配置します。

UX999にMicroSDを挿入して起動
先程のmicroSDを「UX999」に挿入して起動します。

アップデート画面が表示されるので進める
Androidが起動すると、自動でアップデートファイルを認識し、以下のようなメッセージが表示されます。ここで「YES」をタップすれば自動でアップデートが開始されます。

あとは自動でアップデートが実行されます。

完了後は自動で再起動される
アップデートが無事完了すると、再起動後、通常通りAndroidが起動します。

今回適用したアップデートは、現時点で最新の「2023年1月12日」のもので、バージョン表記は以下のようになりました。

安定性が大幅に改善
私のUX999 Ultraは、購入時には「2022-10-18」のバージョンが導入されていたのですが、目立つ不具合はなかったものの、全体的に動作が不安定な印象があり、アプリのインストールなどで負荷がかかった場合にフリーズしてしまうことがしばしばありました。
それが、アップデートを適用して2時間程度触った限りでは一度も起こらず、安定性がかなり改善された印象です。

なお、機能の追加はほとんどありませんでした。
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アップデートに失敗した場合は7回程度再起動でOK
私は過去に、数回アップデートを実施したのですが、その中で一度、アップデート途中でフリーズしてしまい、アップデートに失敗してしまったことがあります。この際は、しょうがないので強制的に電源を切ったのですが、当然Androidは起動しなくなりました。
ただし、このような状況は想定済みらしく、アップデートに失敗した場合、“7回程度電源のON→1分ほどで電源OFF”を繰り返すことで、自動で以前のバージョンへのロールバックが行われ、正常に起動するようになります。
私も実際この方法で復旧できました。なお、復元されたOSのバージョンは出荷時のもので、データも初期化されました。
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