PC工房のポイントが1万円ほど余っていたので、それらを消費するため購入したのがELECOMの「ESD-EPK0500GBK」という超小型のSSDです。
最近、USBメモリに取って代わる存在として多く発売されている小型SSDですが、今回購入したものはその中でもひときわ小さいSSDとなっています。想像よりかなり良い商品だったので軽く紹介します。
ESD-EPK0500GBK
USBメモリとほぼ同じ超小型サイズ
早速ですが、以下の比較画像を御覧ください。真ん中のUSBメモリのようなものが今回のSSDです。250GB、500GB、1TBのバリエーションがありますが、今回は500GBモデルを購入。
右側にあるのは、シリコンパワー製のUSBメモリ(64GB)。今回購入したものはSSDなので、速度・容量ともに比べ物にならないですが、サイズがほとんど同じくらい小さいのがわかるかと思います。
他にも小型サイズのものはいくつかありますが、ここまで小型のSSDは海外メーカーを含めても見つかりませんでした。
記事の最後に、他社から発売されているUSBメモリタイプのSSDをいくつか載せておきますので、ぜひ比較してみてください。
小型なのに「ノック式」で端子格納が可能
この小型サイズにも関わらず、USB端子を格納できる「ノック式」となっています。
また、ストラップホールがついているのも個人的にはポイントが高いです。
USB-Aなのでスマホ・タブレットには不向き
最近のポータブルSSDは、スマホやタブレット、薄型ノートパソコンなどでの使用を想定して、端子がUSB-Cとなっている製品も多いのですが、このSSDはUSB-Aとなっています。当然、USB-Aを使い場面もまだまだ多いですが、個人的にはUSB-Cのモデルがあるとなお良かったと感じます。
USB-Cポートで使用したいという方は、以下のようなケーブルを分離できるタイプのものを使用しましょう。
このSSDは以下の記事で紹介していますので、参考にどうぞ。
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最大630MB/s前後とそこそこ高速
USB3.1 Gen 2のポートに接続して速度を計測したのが以下。読込638MB/s、書き込み621MB/sとかなりの速度が出ます。SATA6接続のSSDより少し速い程度で、500GB/1TB程度の容量のSSDとしては十分な速度です。
USB3.1 Gen 1の場合は、410MB/s程度になるようです。
ただし、大容量のデータや、大量の細かいファイルの書き込みを行うと、当然SSDも発熱します。特に、今回のような小型SSDでは最高速度が出る時間はかなり短い場合があります。
このため、小型SSDを選ぶ上で重要なのは最高速度ではなく、発熱しても維持できる「最低速度」です。
発熱による速度低下はあるが、許容範囲内
連続書き込みを行った場合の発熱による速度低下を確かめるため、111GBの動画データをコピーしてみました。なお、テスト時の室温は27℃でした。
500MB/s→170MB/sと聞くと、かなり低下していると感じる方も多いかと思いますが、小型のSSDは発熱によって書き込みが10MB/s程度に低下してしまい、ほとんど進捗バーが進まないという製品もあります。
特に、内部でNVMe接続されているSSD(1Gbps以上の速度を謳う製品は基本これ)は最高速度が速いぶん、発熱も大きいので注意しましょう。
容量は250GB~1TBまで選択可能
今回購入したものは「500GB」のもので、1万円弱で購入できます。最大で1TBまで選択可能です。1TBはちょうど倍の2万円弱です。
また、カラバリも3色用意されており、今回購入したブラックの他に「ホワイト」「レッド」が用意されています。
類似品(USBメモリ形状のSSD)
米Amazon含めて探した結果、USBメモリのように端子一体型のもので小型のものは以下の4点のみ。今回のものに比べて値段はやや安いものの、デザインやサイズ、信頼性など、全体的に見た場合におすすめできるのは今回のSSDかなと思います。
SanDisk・BUFFALOのSSDは少し大きめ。その他2つは、少なくとも私は聞き馴染みのないメーカー品です。軽く調べた感じでは一応まともなメーカーだとは思いますが…。
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