Mi Watchレビュー:常時表示可能/電池持ち抜群のハイコスパスマートウォッチ

Xiaomi製のスマートウォッチ「Mi Watch」を頂きましたので、今更ではありますがレビューします。

今回頂いたものはグローバル版の「Mi Watch」ですが、現在は日本でも正規に販売されており、本体・付属品などほとんど同じものです。

値段は1万円前半と、本格的なスマートウォッチにしては安めの部類ですが、高精細な有機EL、GPS、心拍数測定を搭載し、更に電池持ちも抜群と、かなり高い完成度となっていました。

目次

開封

Apple Watchのような縦長の箱に入っていました。

付属品

内容物は、本体、充電器、説明書、保証書で以上。

説明書は日本語対応

Mi Watchは日本でも発売しているということで、説明書も当然日本語対応でした。

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本体をチェック

日本語に完全対応

今回のモデルはグローバル版ですが、おそらく日本語版と同じものですね。初期設定で日本語を選択でき、設定項目も全て日本語化されています。

高解像度の有機ELディスプレイ

ディスプレイは1.39インチの有機ELで、スマートウォッチとしては一般的なサイズで、解像度は「454×454」とのことです。画素密度にすると「326ppi」となるため、ドットが見えたりすることもない十分な解像度です。

※参考として、iPhone 13 Proの画素密度は「457ppi」、iPad Air 4は「264ppi」です。

外側はややラウンドがかかっています。高級感の向上にもつながっている他、指ざわりも良いです。

なお、使用されているガラスは「Gorilla Glass 3」とのことです。現在は「Gorilla Glass 6」「Gorilla Glass Victus」といったものも存在するのでちょっと旧世代なのは否めませんが、実用上は全く問題ない強度だと思います。気になる方はガラスフィルムを貼りましょう。

必要なセンサーも全て網羅

Mi Watchは、1万円前半で購入できるにも関わらず、GPSを含めた多くのセンサーを内蔵しています。

GPS搭載ということを活かして、機能を有効化する必要があるものの、アプリから「訪れた場所」や「移動経路」などをアプリから確認することができます。

防水対応で等級は「5ATM」

防水にもきちんと対応しており、等級は「5ATM」となっていました。私はあまり聞き馴染みがなかったので調べてみると、どうやらIPX7などよりも上の等級となり、シャワーなどはもちろん、水泳などでも問題なく使用できるという等級のようです。

引用:https://www.garmin.com/ja-JP/legal/waterrating-definitions/

バンドは汎用品と交換可能

Mi Watchのバンドはごくごく一般的な腕時計と同じで、サイズをあわせて固定するタイプ。取り付けが面倒なのと、締め付け感があり、私はあまり好みではないです。

ただ、替えのバンドがAmazonやAliexpressで山程売っているので、高級感のあるステンレスバンドなどはもちろん、使い勝手を重視する方は以下のような柔らかいバンドに変えるという手もあります。ちなみに、Mi Watchでは幅が「22mm」の汎用バンドが使えます。

実際に交換してみた

記事を書いている途中で注文していた交換用バンドが届いたので、実際に取り替えてみました。購入したのは以下のバンドで、Apple Watch Series 7のように、つなぎ目がなく、手軽に取り付けできるバンドです。

なお、性質上サイズ調整ができないので、購入前に手首の径をメジャーなどで測る必要があります。

腕時計バンド 編組ソロループ(22mm) Galaxy Watchなどに対応
EMIOBAND

Mi Watchのバンド取替はかなり簡単で、バンドの裏面につまみが付いており、これを横にずらすだけで外せます。特殊な工具など不要です。

購入したバンドにも同じような固定パーツがついているので、つまみを引っ張りながら嵌め込むだけ。

このようにバッチリ交換できました。

バンドは思っていたよりも硬めで、取り付けするときはややキツイですが、それでも取り付けの手軽さは高いです。私のように腕時計をつける習慣がない方は、このように手軽さ重視のバンドから入るのがいいかもしれません。

システム面

独自OSを搭載

スマートウォッチのOSには、Googleの「Android Wear」やSamsungの「TizenOS」などがありますが、Mi WatchはXiaomi独自のOSを搭載しています。

動作は以下のようにサクサクで、全くストレスは感じません。

アプリの追加は不可能

独自OSということで、「Android Wear」や「Apple Watch」のようにアプリを追加することは不可能で、標準で入っているアプリのみが使えます。

とはいえ、最初からそこそこの数のアプリが搭載されています。

ただし、これらに過度な期待は禁物で、ほとんどが簡易的なものです。

例えば、懐中電灯のアイコンをタップすると「ライト」アプリが起動しますが、これは画面を白く発光させるだけのシンプルなものとなっています。

他にも、音楽の操作のみを行うアプリ、カメラのシャッター操作(音量ボタンの操作)を行うアプリなどがあります。

とはいえ、あくまでスマホの周辺機器なので、このくらいシンプルな方が使いやすいというのは否定できませんけどね。

明るさの自動調整に対応

スマートウォッチでは珍しいんじゃないかと思うんですが、画面輝度の自動調整に対応しています。

ただ、デフォルトでオフになっていたので、電池持ちにはあまり違いがないのかもしれません。

画面タッチで点灯は不可

タッチパネルということで、画面をタップすれば画面が点灯しそうな気がしますが、実際は無反応です。画面を点灯させるには横のボタンを押す必要があります

ただ、「持ち上げて点灯」機能はばっちり搭載されているので、普段はほぼボタンを押す必要はありませんでした。

Amazon Alexaに対応

「HOME」ボタンを長押しすることで、AmazonのAIアシスタント「Alexa」が使用できます。Mi Watchにはマイクも搭載されているので、スマホを取り出すことなく簡易な検索や、スマートホームデバイスの操作が可能です。

以下は、ボタン長押し後に「明日の松山市の天気」と話しかけたときのものです。結構サクッと表示されます。

通知・ウィジェットは細かく設定可能

スマートウォッチということで、当然通知を受信すると振動などで教えてくれます。

なお、通知する内容はアプリから設定可能で、「LINE」など、以下に表示されているアプリは個別で設定が可能。

ただし、ここにないアプリに関しては「Other」でひとまとめなので、個別に設定することは出来ません。ただし、これはiOS版での話なので、Android版だと少し違うかもしれません。

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使って感じたこと

「持ち上げて点灯」が便利

Mi Watchでは「持ち上げて点灯」機能も当然搭載。この機能自体はほぼすべてのスマートウォッチに搭載されているので特別なものではないですが、細かい調整がしっかり行われていて好印象です。

その一つがこれ。センサーで向きなどを検知するので、当然誤検知も起こるのですが、その場合は素早く消灯して電池消費を抑えます。

心拍数を自動で測定&記録

Mi Watchの本体裏面には、心拍数を測定するセンサーが内蔵されており、リアルタイムの測定はもちろん、デフォルトで「連続心拍数測定」という機能が有効化されています。

この機能は、その名の通り自動で心拍数を継続して測定してくれる機能です。計測されたデータは以下のようにアプリで確認できます。グラフの間隔は10分おきです。

↑21:40頃に運動を行って心拍数が上昇したこともバッチリ記録されていました。

睡眠トラッッキング機能も搭載

また、睡眠時にも装着したままにすることで、睡眠の質も記録してくれます。

深夜2時就寝、午前10時起きのだらしない生活がバレてしまいますが、私の睡眠は深い眠りが少なく、全体的に浅い眠りのようです。

実際に私は普段からロングスリーパー気味で、朝も弱いです…

まあ、寝る前にはスマホいじりますし、PC画面なんてほぼずっと見てるので、原因は明白なんですけどね…(遠い目)

ウォッチフェイスがかなり豊富

時計のスタイルを変更できる、いわば「テーマ」のようなものですが、これがかなり豊富です。

スマホ側のアプリから設定が可能なのですが、以下のように種類がかなり豊富。

試しに白を基調としたウォッチフェイスを適用してみるとこんな感じ。おしゃれでかなり好みです。なお、有機ELの性質上、白基調のものよりも黒色のほうが電池持ちには有利なので注意です。

一度適用すればアプリ不要で変更可能

一度適用したウォッチフェイスは本体側に保存されるため、アプリ不要で設定からサクッと変更できます。

気分転換にデザインを切り替えたいときなどに非常に便利。

電池持ちがかなりいい

先程の「持ち上げて点灯」の調整などのおかげか、かなり電池持ちがいいです。Apple Watch Series 7では1~2日の使用が限界ですが、Mi Watchは一回の充電で2週間近く動作します。

実際に24時間の間、入浴時以外は全てつけっぱなしで過ごしてみましたが、バッテリーは僅か8%しか減っていません

2月25日 23:05 56%
2月26日 23:16 48

なお、機能はほとんど初期設定のままで、以下の機能が動作している状態です。

  • 心拍数自動測定(記録は10分おき)
  • 持ち上げて点灯
  • 通知

Apple Watchのように、運動の測定を常時行うということは出来ません(運動前に有効化が必要)が、スマートウォッチとしての役割はしっかりこなしてこの電池もちです。充電が面倒で敬遠していたという方にもオススメできます。

ボタンはやや硬め

Mi Watchには「HOME」と「SPORT」の2つのボタンが搭載されていますが、Apple Watchなどと比較するとやや硬めの印象を受けます。

特に問題があるほどではないですが、ボタンを押す際は他の指で本体を押さえながら押す必要がありました。ここは値段相応かなとも感じます。

常時点灯も可能。デザイン変更可

Apple Watch Series 7などで使用できる時計の常時表示ですが、Mi Watchでも設定を行えば使用できます。

設定を開き、「ディスプレイ設定」→「ディスプレイ消灯」をONにします。

これで常時表示が可能です。

デザインもいくつか用意されています。こちらはアプリからの選択ではなく、Mi Watch本体からのみ選択可能。

購入先

冒頭でも述べたとおり、Mi Watchは日本で正規に販売を行っているため、Amazon.co.jpやXiaomi 公式ストアなどで購入できます。また、グローバル版も日本で購入できるものとほぼ同じものなので、海外通販で購入することでより安く購入できる場合もあります。

今回、Xiaomiと正式に提携している海外通販サイト「Hekka」より、$10引きのクーポンコードを頂きましたので、ぜひチェックしてみてください。(Mi Watch以外の製品にも使用できます。)

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クーポンコード:smartasw10

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