「Mi 11」が中国で発売されてしばらくたった2/8、グローバル版の「Mi 11」が発表されました。
が、値段は高いし対応バンドは変わってるしで、正直ガッカリ仕様だったので、中国版を購入しました。中国国内ではGoogleサービスが使用できないので、もちろんGoogle Playは入っておらず、(ただしインストールは普通に可能)日本語も削られているROMになります。
そのため、EU版MIUIや今後登場するであろうカスタムROMを焼いて使う前提で購入しました。
購入先
最初はAliexpressで買おうか迷っていましたが、Aliexpressで高額のものを買うのは抵抗があるのでパス。
いろいろ探した結果「GIZTOP」というサイトが安くて信頼できそうだったのでこちらから購入。
2%オフのクーポンを見つけたのでそれを適用して総額「$720.61」。
PayPal経由で決済し、最終的には日本円で「\79,312」。
グローバル版の相場は現時点で9~10万円程度なのでだいぶ安いです。
中国版とグローバル版の違い
Xiaomiスマホでのこれらの違いはGoogleサービスの有無、対応言語の違いがあります。
Xiaomiスマホ | 中国版 | グローバル版 |
Googleサービス | × | ○ |
対応言語 | 英語/中国語のみ | 日本語含む多言語 |
Mi 11では更に対応バンドの違いが存在するようです。対応バンドはこちらのサイトより引用しました。
Mi 11 | 中国版 | グローバル版 |
3G対応バンド | CDMA:BC0 W-CDMA:1 / 2 / 4 / 5 / 6 / 8 / 19 |
W-CDMA:1 / 2 / 4 / 5 / 8 |
4G対応バンド | FDD LTE:1 / 2 / 3 / 4 / 5 / 7 / 8 / 12 / 17 / 18 / 19 / 20 / 26 / 28A TD-LTE:34 / 38 / 39 / 40 / 41 / 42 |
FDD LTE:1 / 2 / 3 / 4 / 5 / 7 / 8 / 12 / 17 / 20 / 28 / 32 / 66 TD-LTE:38 / 40 / 41 / 42 |
5G対応バンド | Sub6:n1 / n3 / n28a / n41 / n77 / n78 / n79 | Sub6:n1 / n3 / n5 / n7 / n8 / n20 / n28 / n38 / n41 / n77 / n78 / n79 |
グローバル版は5Gの対応バンドが増やされている代わりに、4Gの対応バンドがかなり削られています。
特にau、ドコモのプラチナバンドにあたる4Gの「B18」「B19」が削られているので、田舎で使用するのはちょっと厳しいです。
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開封
今回は「ホワイト」の128GBモデルを選択。Mi 11はメーカー側の流行りに乗って充電器が別売りになっています。が、中国版では梱包こそ別ですが付属してくるようで一緒に届きました。
ちなみに、充電器は55Wまでの高速充電が可能なかなり高性能なものです。
付属品
本体のほか、いつも通りのクリアケース、ペラ紙、SIMピンです。
本体
純粋な白のスマホは初めて買いました(P30 ProやReno 3 5Gは青っぽい白)が、かなりいいですね。背面はガラスですが、サラサラした加工で白が輝いて見えます。「パールホワイト」と行った感じの色味です。
ただ、カメラは写真で事前にわかってはいましたが、やはりダサい…
iPhone 12 Proなんかもいろいろ言われてますけど、個人的には普通にかっこいいと思ってます。が、Mi 11のカメラ部分はあんまりかなぁ…
カメラの出っ張りは注意
カメラ部分が出っ張っているのはいつものことですが、更にメインレンズが出っ張っているので、付属ケースを装着しても少し出っ張るレベルです。ケースはもう少しカメラ部分を高く覆ってくれるケースをおすすめします。
使ってみて感じたこと
圧倒的性能
もう正直に言いますが、この性能を活かせる用途はないです。スマホとして使う以上こんな性能いらないです。ちなみにAntutu Benchmarkを回すとこの点数。Snapdragon 865 Plusの平均が60万点くらいだったのでそこからさらに9万点アップ。
将来性もバッチリですが、Qualcommにはそろそろ省電力性や温度に重きをおいてほしいところです。とはいえ、発熱自体はそんなにはしないです。Antutuを回した直後はそこそこ温かいですが、普段は全然熱くはならないです。
120Hz対応のWQHD+ディスプレイはやばい
私自身、120Hzの端末は店頭で触ったiPad Proくらいだったのですが、実際に手にとって触るとかなり気持ちいですね。それでいて解像度もWQHD+と無駄に高解像度。
昔、私が「スマホの画面なんか60Hzで十分」とか言ってた気がするのは気のせいです。
ステレオスピーカーがかなりいい
手元にあるXiaomiスマホ「Mi 9」とは比較にならないほど音がいいです。それもそのはず、Mi 9では本体下部だけだったスピーカーが上下の2基搭載になっており、Harman Kardonがテコ入れしているとのこと。
少なくともMi 9とは比べ物にならない音質です。
USB-Cは相変わらずUSB2.0まで
XiaomiスマホはハイエンドでもUSB2.0までしか対応していませんでしたが、Mi 11も例外ではありませんでした。もちろんUSB-C経由でのHDMI出力も不可。まあその分値段が下がっていると思えば妥協できる点ではあります。実際スマホでUSB3.1の速度を活かす場面ってほぼないですからね。
カメラのデザインは…
もう好みですが、個人的には微妙かな…。
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中国版の特徴
中国版のMIUIは中国国内の仕様なので、日本語にも非対応、GooglePlayもインストールされていません。ただ、どちらも導入、設定自体は可能です。
GooglePlay導入方法
最近、Xiaomiの中国版スマホではGooglePlay導入ができなくなったという話が出ていましたが、Mi 11では可能なようです。というか私のMi 11はショップ側ですでにインストールしてありました…。ありがたいような、ありがたくないような…。
「GetApps」を起動し、「Google Store」などと検索すると、「Google Play Store」が出てくるのでこれをインストールすればOKです。あとはGooglePlayを起動すればOK。
日本語に設定
Google Playから「More Locale 2」をインストールしてADBコマンドを入力することで日本語に設定できます。
ただし、MIUIの「設定」などは日本語のファイル自体が存在しないので英語のままです。
また、再起動後は英語に戻ってしまうようなので、再度「More Locale 2」から日本語へ変更する必要があります。(2回目以降はADBコマンドは不要)
EU安定版MIUIを焼くのがおすすめ
中国版MIUIはいろいろと面倒なので、EU版MIUIを焼くことをおすすめします。EU版には2種類あり、更新が早いバージョンと、安定版(Stable)があります。常用するなら不具合の少ない安定版をおすすめします。
EU版MIUIを焼く
手順自体は以前のXiaomiスマホとだいたい一緒で、fastboot経由で焼けます。以下の記事に手順をまとめています。ちなみに、ブートローダーアンロックまでの待ち時間は「180時間」でした。
コメント
コメント一覧 (1件)
高級品をよく改造できるなぁ 羨ましくなる