カスタムROM「BaikalOS」の設定項目・特徴まとめ

「BaikalOS」についての情報をまとめました。
カスタムROM選びの参考にどうぞ。

目次

BaikalOSとは

「Ground Zero Android Open Source Project」というカスタムROMをベースとしており、「バッテリーの持ち」と「安定性」を最重視したROMです。
そのため、他のカスタムROMほど設定項目は多くないですが、バッテリー関連の設定項目「Power Save」が追加されており、細かく設定することで極限までバッテリー消費を抑えることも可能となっています。他にもこのROMにしかない(と思う)機能も多く、いろいろROMを試したことのある方でも楽しめると思います。

このROMの大きな欠点としては、対応デバイスが非常に少ないことです。
現時点での公式サポート端末は8機種となっています。
対応機種は以下の通りで、ほぼすべてのROMで真っ先にサポートされる「Pixel」や「OnePlus」シリーズすらサポートされていません。

・Leeco LeMax 2 (x2)
・Leeco LePro 3 (zl1)
・Moto G5 Plus (potter)
・Xiaomi MI MIX 2 (chiron)
・Xiaomi Redmi 3X (land)
・Xiaomi MI 6 (sagit)
・Xiaomi Redmi 4X (santoni)
・Xiaomi MI MIX 2S(polaris)

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アプリ一覧

ランチャーに表示される全アプリ。
「リモートコントロール」というアプリはLeEco端末のみにあるアプリです。
「Phonograph」というのは音楽プレイヤーです。

設定項目

「設定」に「BaikalOS Extra」が追加されており、ここに追加機能がまとめられています。

Device feature(Advanced)

これは端末独自の設定項目で、機種によっては他の機能があったりすると思われます。

Button

ハードウェアキーが存在する端末に存在する設定項目です。

ナビゲーション

ナビゲーションバーの有効化・無効化が可能です。
その他はいじれませんでした。

ステータスバー

バッテリーバーや接続速度の表示などカスタムROMによくある設定のごく一部があります。

通知

ヘッドアップ通知に関する設定のみ

ロック画面

再起動後も指紋センサーでロック解除できるようにする設定に、顔認証が成功したら自動でロック解除する設定くらい

Themes

こちらも最近のROMによくあるAndroidのテーマ機能を有効化したもの。
メインカラーとアクセントカラーを選べるのみ。

アニメーション

スリープにした際のアニメーションを設定可能。

システム拡張ツール

「Proximity」つまりは近接センサーを用いた設定項目があります。近接センサーを2回なぞるとスリープ、またはロック解除する機能など。

Audio Tweak

意外と凝っていて面白いのがここ。
Bluetoothの標準コーデック「SBC」のビットレートを上昇させたり、通話中にマイク2つを使ってノイズキャンセリングができるようです。

Power Save

ここがこのROMのメインとも言える項目。
アイドル状態に入るまでの時間を短くしたり、WakelockやAlarmをブロックしてバッテリーの持ちエオ極限まで良くすることが可能。アプリごとに細かく権限を指定できる「App Ops」もここにあります。

Torch

フラッシュライトについての設定。
スリープ時に電源ボタン長押しでライトが付く機能は私も他のROMで愛用しています。

Vibrate

バイブレーションがなるタイミングを設定できます。

その他設定

最近流行りの「Navigation Gestures」がありました。
ナビゲーションバーを隠して画面下部からのスワイプで操作できる機能です。

ちなみに、最近のカスタムROMにはよくある「ディスプレイ」設定に追加されている機能は一切ありませんでした。
今後追加されるかもしれません。

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OTA対応

公式サポート端末ということもあり、OTAもおそらく対応しているようで、アップデートの確認ができました。アップデートのインストールはTWRPで自動でインストールしてくれます。

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