Mac自体は今まであんまり興味がわかなかったんですが、M1の話題で興味が抑えられなくなって「Mac mini」を購入してしまいました。
そして、ちょっと使ってみたのですが、正直macOSが使いにくかった(というかかざぐるマウスの代替がなかった…)ので、できればWindowsを入れて使いたいんですが、M1のMacは現状BootCampには対応していないため、Windowsのインストールは不可能となっています。
ですが、仮想マシンとしての起動はすでに実現しており、パッチを適用したQEMUなどで動作していました。そして今回、Macの仮想化ソフトとして有名な「Pararells Desktop」もテクニカルプレビュー版でM1 Macに対応し、Windows 10 ARMに対応したので実際に動かしてみました。
ダウンロードするもの
Pararells Desktop(Technical Preview版)
※ダウンロードページに「アクティベーションキー」があります。後で必要になるのでコピーしておきましょう。
Windows 10 ARM版(Insider Preview版)
※Insider Preview版のダウンロードにはログイン、及びInsider Programへの参加が必要です。
スポンサーリンク
セットアップ
Pararellsをインストール
手順に従えばサクサク進んでいきます。
インストールを進めていくと、途中でOSのイメージファイルを自動で探してくれます。
このようにダウンロードしておいた「VHDX」形式のファイルが出てくるので選択して「作成」をクリックします。
途中でPararellsアカウントへのログインとアクティベーションキーの入力が求められます。アクティベーションキーはPararellsのダウンロードページにありますのでそれを入力。
これで仮想マシンの作成が始まります。しばらく待ちましょう。
Windows 10 ARMが起動
特になんの問題もなく起動し、ネット接続もOKで解像度やウィンドウサイズ変更も問題なし。全画面にすればMacを使っていることを忘れるレベル。
更に、Insider PreviewのDevビルドではx64ソフトも動作できるようになったので、64bit版のソフトも動かせます。
↓7-zipの64bit版をインストールしている様子
ベンチマーク測定
せっかく64bit版が動くようになったWindows 10 ARMがM1上で動作したので、ベンチマークを測定してみました。比較としてデスクトップのスコアも載せておきます。
・デスクトップのスペック
CPU:Ryzen 7 2700
RAM:DDR4 16GB
GPU:GTX1060
・Mac mini+Pararellsの設定
CPU:4コア
RAM:4GB
デスクトップ | Mac mini(macOS) |
Mac mini(Pararell+Windows10 ARM プレビュー版) |
マルチ:8430 シングル:1055 |
マルチ:7795 シングル:1521 |
マルチ:1834 シングル:516 |
型落ちとはいえAMDハイエンドのRyzen 7に肉薄するスコアにはビビりますが、Windows 10のx64エミュレーションを経由してしまうと流石にかなりスコアが下がっています。
とはいえ、現時点ではWindows 10 ARMのx64エミュレーションは開発者向けのプレビュー版ということで、正式にリリースされる頃にはもう少しブラッシュアップされることを期待したいですね。
コメント
コメント一覧 (2件)
Mac配列のキーボードはどうなるのでしょうか?
とくにファンクションキ-は使えますか?
教えて下さい。
Apple純正キーボードは持っていないので、Mac/Windows両方対応のXiaomiのキーボードを使って試してみましたが、ファンクションキーは普通に使えてますね。ショートカットキーも基本的なものを試した限りでは使えてますし、Pararellsの設定から割当を細かくカスタマイズできます。