BDレコーダーのHDDを3TB→8TBへ換装してみた。DR画質で700時間超え【DBR-M3009】

私が使用している東芝の全録対応ブルーレイレコーダー「DBR-M3009」ですが、タイムシフト録画対応の割にそこそこ安くてまあまあ満足していました。が、HDD容量は3TBと、普通に録画するだけなら十分な容量ではあるものの、タイムシフト録画を走らせると通常録画に使える容量がかなり少なくなります。

レコーダーで容量が足りないときには、外付けHDDをつなぐのが一般的ですが、見た目的にも使い勝手的にも好きじゃないので内蔵HDDを換装してみました。

目次

REGZAはHDD換装が普通にできる

全録対応はPanasonicの「DIGA」と「REGZA」の一部モデルが対応している機能ですが、そこからREGZAを選んだ理由がこれ。

多くのメーカーはHDDに専用のファームウェアや識別子があるなど、メーカー以外ではHDDを換装できないようにしているのですが、なぜかREGZAは普通に交換して初期化すれば何事もなかったかのように動作します
しかも、分解にはプラスドライバー一本あればOKという簡単さ。

レコーダーが壊れる主な原因は「HDD」か「コンデンサ」の故障なので、リスクを一つ減らせるのはかなりデカイ。そして今回のように容量を増やすのも簡単。

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選んだHDD

今回はSeagateの「IronWolf」というNAS向けシリーズの8TBモデルを選択。

Seagate、通称「海門」といえば、今はどうなのか知りませんが壊れやすいことで有名でした。

それでも海門を選んだ理由は、特にありません。適当です。

HDDを選んでるとき眠かったからね、しょうがないね。

換装手順

今回HDDの換装をするのは「DBR-M3009」という現時点で最新モデルの全録マシン。 型番の通りもとのHDD容量は3TB。

全録ということで、搭載チューナーは、地デジ×7/BS×6/CS×6という圧倒的数の暴力。 なのに価格は思ったより安い。

全体的には満足してますが、唯一、スマホアプリ「スマホ de REGZA」の出来はゴミすぎて養護できません…。

分解

最近の家電にしては分解はかなり簡単。というか、最近の家電は分解しやすくする傾向になっている気がしますね。昔の家電といえば、14年くらいに発売された「インターネットAQUOS」を分解したことが記憶に新しいのですが、ネジだらけ&無駄に頑丈でとにかくめんどくさかった。

裏面のネジ4本、左右側面のネジ2本の計6本を外すだけ。

あとは、正攻法なのかはわかりませんが、正面パネルを止めている爪(写真左)を少しだけずらして外せば、あとは本体のボディを斜めに上げて外せます。

HDDの換装

分解するとこんな感じ。思っていたよりもシンプルな構造。 目当てのHDDも真正面に鎮座しており、メンテナンス性は結構高いですね。

HDDを外すにはトレイのネジを4本外し、コネクタ部分の爪を慎重に外します。

外れたHDDがこちら。メーカーは「WesternDigital」で、型番は「WD30EURX」。

あとは、HDDからトレイ、コネクタ部の基盤を外し、新しいHDDに同じように取り付け、中に戻してきます。

あとは本体に同じように取り付ければOK。

初期化

このままでも普通にレコーダーが起動するので、もしかして予約設定とかもそのままでイケるんじゃないか、と期待しましたが無理でした。

素直に設定から「その他」→「初期化」→「すべての初期化」を選択します。

初期化完了後、初期設定を済ませて残量を確認するとこんな表示に。

地デジのそのままのデータであるDR画質でも739時間という圧倒的な録画時間。画質を落とせば1000時間を普通に超えます。

以下はタイムシフト(全録)の設定画面。内蔵HDDは、通常録画とタイムシフトの割合を選択できて、最高87.5%をタイムシフト用にできるんですが、民放4チャンネルを毎日19:00~01:00までの6時間、「AVC高画質」で録画しても、80日ぶん録画可能。もちろん、画質を下げれば更に長期間録画できます。

ちなみに愛媛の民営放送はこの4チャンネルのみ…。そしてお隣「高知県」は更に少なく3チャンネルしかありません。高知のホテルに泊まったときに初めて知ってびっくりしました。

というか調べてみると徳島は1つしかないらしいですね…

下には下がいるんすねぇ…(安堵)

型番表示が「DBR-M4008」に

HDD容量で型番を判断しているようです。同じモデルのラインナップの最高容量が4TBの「DBR-M4008」なので、4TB以上を取り付けるとこれになるようです。

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HDD選びは慎重に

今回のHDDはNAS向けということで、当然静音なんだろうと思っていましたが、正直かなりうるさかったです。

タイムシフトマシンが稼働している間は常に1秒おきくらいにガリガリ音がします。元のHDDは、タイムシフトの画質を低くしていたのもあってかかなり静かだったので、選択ミスでした。

じゃあどれがいいのか、と聞かれても答えようはないんですが、とりあえず回転数が「5400rpm」のものを選べばここまでうるさくはないはずです。ただ、選択肢がかなり少ない。とりあえず無難なものはこれ。

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コメント

コメント一覧 (11件)

  • 昔の記事失礼します
    HDDの換装可能な容量はどうやって調べましたか?

  • 興味深く読ませていただきました。DBR-M-490を使用してますが、タイムシフトだけ録画できなくなりました。ハードディスク換装したくネットで情報探していましたが、なかなかいい情報には辿り着けず、今日検索したらわかりやすく、いい情報に出会うことができました。
     ダメ元でセルフ換装に挑戦したく思います。
    アドバイス頂けたら幸いです。

    • M490持ちの方へM590という兄弟機種持ってますが、おそら2TB×2までしか換装できません。
      よろしくお願いします。

  • SSDの4TBにしたら起動が速くなったりするのだろうか。昔ほど買えない値段ではないので、個人的に試したい気もあります。

  • すごく参考になりました。
    DIGA 使ってましたが、別宅購入を契機に全録装置機能強化目的で追加購入しました。
    最初はDIGAとの違いに「あれもできないこれもできない」と不満タラタラでしたが、色々調整したらこの装置、結構面白いですね。
    別宅には毎日じゃなく、時々行くので「あとでも観たい」重視で、できるだけ多めのチャンネルを長時間録画できるようにしたかったのです。

    ちょーっとはりこんで、WD RED 8TB(現時点で一番TBあたり単価安くて入手しやすい)を3本購入。
    外付HDD 1,2に各1台、そして、このページ記載のように本体のHDD換装しました。
    内蔵HDD sataコネクタの爪が折れちゃいましたが、その他はすごく簡単にできました。換装しても 初期化ですんなり認識してくれました。
    というかこの装置、蓋開けてもシンプルな装置しか見えないのにびっくりしました。
    内蔵に2チャンネル、外付け2台に2チャンネルずつ、計6チャンネルですが、「AVC高画質」「AVC最高画質」でそれぞれ3か月近くのキャパ確保できました。多分、1クール分は残せるかも

    これなら、「あーっ、録画し忘れた」のリスクが少なくなったと思います。

    ちなみに・・・徳島です(笑)。 民放1チャンネルだけじゃないですよ〜 (独自は確かに1チャンネルだけですが)
    今回、NHK総合、NHK Eテレ、四国放送(日テレ系列)、MBS(TBS系列)、ABC(朝日系列)、NHK BSPを選択しました。 関テレだけ選択できませんでした・・・もう一つ欲しい・・・

    本当に有り難うございます。

    • お役に立てたようで良かったです。

      徳島のテレビは関西のチャンネルが映ると聞いたような気がするのでそんな感じなんですかね?もしそうならむしろ愛媛や高知のほうが悲惨なような…笑

      • 有り難うございました。

        そうなんです。徳島の評価は「田舎のわりにはテレビチャンネル多いよ」です。チャンネル名は一通り関西(サンテレビとか和歌山テレビも受信できるので、大阪、神戸とかでしょうか)系列っぽいです。徳島ローカルのCATVは無視して(笑)

        書き忘れてましたが、関テレ(関西テレビ)はフジテレビ系列です。メジャーな地デジ民放は一通り入るみたいです。 BSP諦めたら、フジテレビ系列も残せるんですが・・・

  • とても参考になりました。
    DBR-W2007を買ってから数年がたち、2TのHDDがいっぱいになってきたのでSeeQVaultHDDやネットワークHDDに転送していたところ数時間経ってから動作がおかしくなったので本体のカバーを開けたところHDDがすごい熱をもっていました。動作がおかしいのは過熱のせいだと思い、HDDを取り出しCrystalDiskInfoでHDDをチェックしました。
    結果、異常はなく、そのまま元に戻そうとしましたがせっかくなので容量アップしようと考え、手元にあった3TのHDDを取り付けてみました。以前使っていたVARDIA RD-X8はスタートメニューから簡単にフォーマットして使えたのでそんな軽い気持ちでした。

    でも結局そう簡単にはいかず、いろいろメニューを探していたら、「設定」に「その他」→「初期化」→「すべての初期化」というのを発見し、ダメ元でやってみました。
    うまく3Tは認識して使えるようになったのですが、思わぬ結果になりました。
    設定がすべてリセットされるため、それまで使っていたUSBHDDが認識されなくなったのです。幸いSeeQVaultHDDは大丈夫だったので被害は半分ほどになりました。
    元のHDDを取り付けても結局、本体がリセットされているのでだめでした。

    良い勉強になりました。
    その後、このブログを見つけ、やっぱり同じ方法で交換している人がいることを知り安心しました。
    作業後、
    ①REGZAのHDD容量アップは購入後セットアップ前に行う。(これは次回のために)
    ②USBHDDは万一の時共倒れになるのでネットワークHDDかSeeQVaultHDDにバックアップしておいた方が良い。
    そんな感想をもちました。
    今は、DBR-W2007のほかにDBR-W2008があるのでこれを2Tから4Tくらいに容量アップしようかと考えています。今ではこっちの作業の方が楽しくなってきました。

    • コメントありがとうございます。
      テレビ周りは何かと面倒な仕様が多いですよね。HDD1台の録画がまるごと消えたのは恐ろしすぎて想像できません…。

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