Android向けにWindowsソフトエミュレータ「Wine」がリリース

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UbuntuなどのLinuxOSを使用したことのある人なら、一度は「Wine」という名前を聞いたことがあると思います。
Wineとは、Linux系OSなどのWindows以外の環境でWindowsの実行ファイル「*.exe」を実行できるようにするプロジェクトです。
以前からmacOSやLinuxには公開されていましたが、最近Android版もビルドされ、APKファイルが公開されていますので実際の画像とともにご紹介します。


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まずはじめに

Android版Wine v3.0はまだリリースされたばかりということもあり、機種やOSによっては一部動作しない機能があるなど不完全です。また、その他バグがある可能性も高いです。
少なくとも現時点では「実験的なソフトウェア」として扱ってください。

また、SnapdragonなどのARMアーキテクスチャのプロセッサの端末と、
Atomなどのx86アーキテクスチャの端末で試した場合とで結果が変わる可能性があります。
Windowsソフトを動かすという性質上、x86のAtomの方が有利です。

今回は、Snapdragon810のXperia Z4 Tabletで試しています。

導入手順

導入手順自体は至って簡単なので軽くだけ説明しておきます。

1.ダウンロード

以下のリンクよりWineのAPKファイルダウンロードできます。

https://dl.winehq.org/wine-builds/android/

※基本的に最新バージョンをダウンロードします。
x86、armというのはCPUのアーキテクチャのことですので、自分の端末にあった方をダウンロードします。

2.APKのインストール

APKのインストールには端末の設定が必要です。

APKファイルをインストールするための設定

Android7.1以前では、設定→セキュリティ→「提供元不明のアプリ」にチェック。
Android8.0以降では、APKをダウンロード、または開くときに使用するアプリに許可を与える必要があります。APKインストール時に設定を求められるので指示に従えばOKです。
Screenshot_20180124-164954

3.アプリを起動すれば完了

起動すると勝手に初期設定が進み、導入完了です。
Screenshot_20180124-165008

起動するとこんな感じ

Screenshot_20180124-165100

アプリをZ4Tabletで起動するとこんな感じ。
コマンドプロンプトが自動的に立ち上がっています。
「スタート」ボタンをタップすると、以下のような項目があります。
Screenshot_20180124-171439

「実行」からexeファイルを直接して起動するか、「プログラムの追加と削除」でインストールするというのが主な使い方ですかね。

通常の実行ファイルの起動方法はわからなかったのですが、Wineオリジナルの「Internet Explorer」は起動することができました。
ただし、描写はされませんでした。「google.com」と入力するとURLが自動的に変わったため、
インターネットへのアクセス自体はできているようです。GPU関連のバグでしょうか?

Screenshot_20180124-212759

ちなみに、YouTubeにも実際に試している動画がアップロードされています。
ソフトの起動まではできなかった模様です。

追記:起動はやはりまだ無理そう

色々試して、steamのセットアップや古いソフトを起動段階までできたので起動しようとしてみましたが、
以下のように「アクセスが拒否されました」と表示され、起動しませんでした。
steamはともかく、Windows3.1時代のソフトも無理だったので今のところソフト起動はできないっぽいです。

Screenshot_20180128-001551

ただし、Intel Atomをー搭載した端末ではもしかしたら動作する可能性もあります。
(軽く見た限りでは今のところ海外でも報告はありませんが…)
実際にCrossoverというアプリを用いると、Atom搭載のAndroid端末でWindowsソフトが一部動作するらしいです。
XDAによると、Crossoverのソースコードの一部はWineにも用いられているそうです。


最後までお読み頂きありがとうございます。
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