Android向けの入力アプリ(IME)としてGoogleからリリースされている「GBoard」。
標準的な機能はもちろんですが、テーマ機能も搭載されており、カラーリングを多くの種類から選択できるようになっています。しかし、用意されているもの以外の色を使用したり、キーの入力音を変更したりといった設定までは出来ません。
そのような細かなカスタマイズをも可能にしてくれるのが「RBoard」です。残念ながらMagisk等でのroot化が必須となるためハードルは高めですが、様々なカスタマイズが可能です。
RBoard Managerのダウンロード
「RBoard」は、機能ごとにいくつかのアプリに分かれており、一部はGooglePlayでも配信されていますが、一番重要な「RBoard Manager」はGitHubにてリリースされています。
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初期設定
root権限が必要
起動直後にroot権限を求められます。非rootの場合は何も出来ません…
導入方法は2種類
GBoardへカスタマイズを適用する方法が2つ用意されています。どちらもroot化は必須ですが
Magiskモジュールとして導入 | GBoardに直接導入 | |
---|---|---|
長所 | ライト・ダークテーマの分離が可能 角や余白の値を編集可能 キー入力音を変更可能 | テーマのダウンロード・インストールが可能 Magiskモジュールが不要 互換性が高い |
短所 | Color OSでは動作しない MIUIでは不具合あり | キー入力音の変更不可 導入したテーマはGBoardの設定内には表示されない |
デザイン・テーマのダウンロード・適用
RBoardでは、独自のテーマが「テーマパック」としてリリースされており、アプリ内からダウンロードしてそのまま適用することが出来ます。
好きなものをダウンロードしたら、あとは左の「テーマ」タブから適用すればOK。再起動などは不要で即時適用されます。
シンプルなデザインのものから「iOS風」「Xperia風(おそらくPOBox Plusに寄せている)」など、様々な種類が用意されています。
テーマの自作も可能
テーマの作成が可能となる「RBoard Theme Creator」というアプリもリリースされており、こちらはGooglePlayからダウンロードできます。
簡易的なものに限定されますが、カラーピッカーで全体の配色、アクセントカラーなどを指定してRBoard Managerへ読み込ませることが可能です。好みのテーマが見つからなければ試してみると良いかもしれません。
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キー入力音の変更
Magiskモジュールとして導入した場合のみ、キー入力音の変更が可能です。
RBoard Managerの右側のタブから効果音のダウンロード・インストールが可能。好みのものをタップすると効果音の一覧が表示され、それぞれの効果音を確認できます。確認後、「インストール」をタップすることで適用されます。
テーマと異なり、反映させるには端末の再起動が必要です。
様々な種類がリリース
Xperiaなど他機種の効果音はもちろん、ゲームの効果音などが豊富にリリースされています。一例として「iOS 10」と「Undertale Sans」を適用してみましたので、実際に入力している動画をおいておきます。(訳あって音声だけマイク入力しています)
後者はUndertaleに登場する「Sans」というキャラクターのメッセージ送り音です。想像通りではありましたがインパクトがすごいですね…
その他設定機能
RBoardの機能の一つとして、GBoardに搭載されて入るものの、通常は変更できない隠された設定項目をいじることが出来ます。
画面下部を上にスワイプしてメニューを表示し、「GBoard フラグ」をタップします。
これで通常は変更できない設定項目が一覧で表示されます。とはいえ、あまり恩恵のある項目は無いので、不必要であれば変更しないことをおすすめします。
わざわざこのアプリのためにroot化するというのは物足りなく感じそうですが、既にMagisk等でroot化を行っている場合であれば試して見る価値はあるかと思います。
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