TS CUBICカード+TOYOTA Walletで最大2.5%還元の強力タッグに。活用法と注意点など

10月末に「TOYOTA Wallet」の1.5%還元が終了し、代わりに「毎日毎回2.0%還元」キャンペーンがスタートしました。内容を簡単にまとめると以下のとおりです。

  • 利用時のキャッシュバックは1%に変更
  • TS CUBICカードのポイント還元対象に追加
  • QUICPAYでの決済に対応

10月以前の場合は、どのカードでも一律1.5%の還元を受けることが出来ましたが、11月以降は基本的に1%還元。前回の1.5%よりは下がってしまったものの、依然高水準ではあります。

そして、今まではなぜか、同じトヨタの「TS CUBICカード」ではポイント付与の対象外となっていましたが、今回よりしっかりポイントが付与されるようになりました。これにより、TOYOTA Walletの1%還元に加え、チャージ元の「TS CUBICカード」のポイント還元1%を受けることができるため、簡単に2%還元という高水準を実現できます

更に、このカードで使用できるサービスを使用すれば、簡単に還元率を2.5%まで向上させることが出来るので、そちらも合わせて紹介します。

目次

TOYOTA Walletの概要・特徴

改めて「TOYOTA Wallet」について簡単に説明します。「TOYOTA Wallet」はその名の通りトヨタが提供する決済サービスです。公式ページは以下。

https://toyota-wallet.com/

決済手段が豊富

以前から「iD」での非接触決済が可能でしたが、現在は以下の決済方法が使用できます。ここまで決済方法が多いサービスは私の知る限り唯一無二です。

スマホに登録して使用できる”非接触決済”だけでも以下のようにかなり豊富。

  • iD
  • QUICPAY
  • MasterCard コンタクトレス決済(iPhoneのみ)
  • VISAタッチ決済(iPhoneのみ)
Androidスマホの場合は当然「おサイフケータイ」(Felica)が必須です。

また、クレジットカードと同様のカード番号なども割り当てられるため、Mastercardプリペイドカードとしてネットでの決済にも使用できるので、ほぼすべての支払いに使用できます。

基本的にプリペイド式

TOYOTA Walletは、基本的に先にチャージを行ってから使用する「プリペイド式」です。自動チャージにも非対応なので、残高の管理は必要となります。

ただし一部例外もあり、「QUICPay」のチャージ方法として特定のクレジットカードを登録した場合には、チャージ不要で直接決済が可能となります。(公式FAQ

iD/QUICPayは残高が別

わかりにくいのですが、「iD/Mastercard」と「QUICPay/JCB」で残高が別れており、決済方法を使い分ける場合には別途チャージを行う必要があります。

↓iDにチャージした残高がQUICPayのタブには表示されない

チャージできるカードに制限有り

TOYOTA Walletでは、チャージに使用できるクレジットカードに制限があります。また、これはiD / QUICPayでそれぞれ異なります。制限の内容は以下の通り。(公式FAQ:iD / QUICPay

iD / Mastercard残高のチャージ・Visa
・Mastercard
・トヨタファイナンス発行のクレジットカード(VISA、Mastercard、JCB)
QUICPay残高のチャージ特定のカード(主にTOYOTA発行のカード)のみ

このため、トヨタ以外のクレジットカードで使用する場合には、基本的にiD決済を使用することになります。

また、JCBブランドのカードの場合、トヨタ発行以外のカードは使用不可です。

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キャッシュバックについての注意点

今回の本題である「キャッシュバック」についてです。これが正直かなりややこしい…。

公式FAQで一つずつ解説はされているのですが、「TOYOTA Wallet」と「TS CUBIC Pay」が混ざっていたりと理解するどころか探すのも大変でした…。

キャッシュバック対象となるのは以下の決済方法のみ

先程、「決済方法が豊富」と書きましたが、今回のキャッシュバックの対象となるのは以下のみ。ご注意ください。

  • iD / Mastercard
  • QUICPay
なお、例外としてTS CUBIC PAYに関しては0.2%の還元があります。

iD/Mastercard、QUICPayで還元率の計算などが異なる

ここがややこしいポイント。先程の2種類は残高は別に設定されており、キャッシュバックについても還元率の計算が異なります。

QUICPAYはカードに応じて1%/0.5%

「QUICPAY/JCB」で決済を行う場合、チャージの際に使用したクレジットカードに応じて還元率が変化します。TOYOTAの発行するクレジットカードである「TS CUBICカード」でチャージを行うと1%、それ以外だと0.5%となります。(公式FAQ

チャージに使用したカード還元率
TS CUBICカード1%(500円に5ポイント)
その他0.5%(500円に2ポイント)

iD/Mastercardは一律1%と思われる

明確に書かれているページがないのですが、このキャンペーンページを見る限りでは、TS CUBICカード以外のクレジットカードでも還元は受けられると思われます。

キャッシュバックは残高に直接チャージ

説明の都合で「ポイント還元」と書いていますが、正確にはキャッシュバックとなります。そのため、残高に直接キャッシュバックされます。

付与されるのは毎月10日以降とのこと。(公式FAQより)

現在は無料とはいえ手数料に注意

現在キャンペーンにて無料となっていますが、「iD / Mastercard」残高へのチャージには手数料が設定されています。今後キャンペーンが終了した場合には有料に切り替わると思われるため、自分のカードが対象か確認しておきましょう。

“QUICPay残高へのチャージ無料
“iD / Mastercard”残高へのチャージ一部のカードで有料(204円/回)
  • VJAグループ各社が発行するクレジットカード
  • SMBCファイナンスサービス株式会社が発行するクレジットカード
  • SMBCデビット(Visa)
  • トヨタファイナンス(株)の発行するクレジットカード
  • TS CUBIC Payからのチャージ

ちなみに、「VJAグループ」というのは、Visaカードを発行する各社が加盟する連合グループのようなものです。多分。加盟しているカード発行会社は多く、例えば「三井住友カード」が発行するクレジットカードも対象となります。

一覧は以下の公式ページより確認できます。

これに含まれていれば手数料は無料となります。ただ、見た感じ「楽天カード」は含まれていないので将来的に手数料がかかってしまうと思われます。

いくら還元率が高くても、手数料がかかってしまうと台無しなのでよく確認しましょう。

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TS CUBICカードと組み合わせる場合の注意点

ポイントを残高にチャージすると損

TS CUBICカードでチャージした場合に貯まる「TS CUBICポイント」ですが、これは様々な用途に使用でき、当然、TOYOTA Walletへのチャージも可能となっています。

しかし、TS CUBICカードのポイントを「TOYOTA Wallet」にチャージしてしまうと、1ポイント=0.5円相当となってしまい、かなり損です。(公式ページより

しかし、TOYOTAのサービスを活用すれば、逆に還元率をアップさせることができます。

TS CUBICポイントは「使ってバック」で1.5円相当に。計2.5%還元

TOYOTAで車を購入された方はご存じの方も多いかと思いますが、TS CUBICポイントは、車の代金の支払いに充てると1ポイント=1.5円で使用できる「使ってバック」というサービスがあります。

このボーナスを活用することで、ポイント還元率を実質2.5%に引き上げることが出来ます。TS CUBICカードを持っているということは、トヨタ車を購入した方が多いと思いますので、その支払に充てるのがベストです。

なお、現在車両代の請求のない方は、年一回、「ポイント数×1.5円」を銀行に振り込むこともできます。こちらもキャッシュバックと合わせて還元率2.5%となり、かなりの高水準。

使ってバックの詳細については公式ページをご覧ください。

結論:TS CUBICカードユーザーなら絶対使うべき

TS CUBICカードを既に持っている方は、「TOYOTA Wallet」を経由することで単純に1%キャッシュバックがもらえるようになります。「QUICPay / JCB」での決済であればチャージも不要なので、利便性を損ねることなく還元率を高めることが出来ます。

TS CUBICカードと組み合わせる場合にはデメリットも特に無いので、使わないのは単純に損です。利便性を損ねずに2.5%もの還元を受けられる決済サービスはほぼないはず。

「使ってバック」の設定も忘れずに行いましょう

他のカードでも注意点さえ抑えておけばかなりお得

TS CUBICカード以外でも「iD / Mastercard残高」ではキャッシュバックを受けることができるため、TS CUBICカードを持っていない場合でも、以下の注意点さえ気をつけておけば還元率1%アップという大きなメリットを享受できます。是非活用してみてください。

  • 使用するクレジットカードがVisa / Mastercardのどちらかであること。
  • 使用するクレジットカードが手数料無料の対象となること
  • 使用する決済は「iD / Mastercard」のみにする。
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