CarPlayを「HDMI入力」に変換できるアダプタを試してみた【Car TV Mate】

しばらくブログをサボっていましたが、ちょうど面白い製品を購入したので、リハビリがてら紹介します。

今回購入したものは、「Car TV Mate」というのが製品名のようで、最近の車のナビに搭載されているCarPlayを「HDMI入力端子」に無理やり変換させるためのデバイスです。いつも通り「Aliexpress」で購入。価格は7417円でした。

以前から「CarPlay AI Box」といった、CarPlayでAndroid端末が使用できるようになるデバイスを購入してきましたが、そちらに似た製品になります。

なお、既に日本国内でも、この製品と同じものと思われる製品が「Ottocast Car TV Mate」などとして発売されているようです。技適も取得しているようですが、価格は2倍以上です…。

目次

本体・付属品

外箱はこんな感じの、いかにも”ノーブランド”といった外観でした。

本体はこのくらいで、最近大型化しつつあるCarPlay AI Boxと比較すると少し小さい程度です。HDMI入力端子と、電源供給用のUSB端子があります。

説明書は英語表記でした。スペック表があったので載せておきます。

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使い方は非常にシンプル

こんな感じで、「Car TV Mate」をUSBポートに接続し、HDMIポートに任意の機器を接続するだけ。

ナビ側では「CarPlay」デバイスとして以下のようにHDMIの映像が出力されます。

なお、本体にあるUSBポートは、HDMIデバイスへの電源供給に使用できます。ただし、もちろん車側のUSBポートの出力に依存しますし、出力については説明書にも明記されていないようなので、機器によっては電力不足になると思います。

なお、今回使用しているのは、「Fire TV Stick 4K Max 第2世代」ですが、特に問題なく使用できています。

CarPlay AI Boxはタッチパネル操作が前提なのに対し、FireTVは全ての操作がリモコンで完結可能なので、車内での使用にはこちらが向いていると感じます。

本体の起動時間は18秒程度と高速

この製品は、機能がシンプルがゆえに、起動が高速なのも大きな特徴です。

最近の高性能なCarPlay AI BoxでもAndroidの起動には30〜40秒はかかってしまうことを考えると、かなり高速なのがわかるかと思います。ただし、これはあくまでHDMI入力が出来る状態までの時間であり、当然ながら肝心な映像出力までの時間は接続したHDMI機器に依存します。

実際の映像が以下。「Fire TV Stick 4K Max 第2世代」を接続した状態での起動時間を計測しました。

Car TV Mateの起動まで約18秒、FireTV Stickが操作可能になるまでは計28秒でした。少し時間はかかるものの、必要十分な速度だとは思います。

設定はWi-Fi経由で可能だが…

この機種で設定画面を開くには、スマホから操作する必要があります。「Car TV Mate」は、電源をいれると、「AUTO-8B0F」のようなSSIDでWi-Fiのアクセスポイントが表示されます。これに接続した状態で、「192.168.1.101」にアクセスすれば、設定画面が開けます。

とはいったものの、項目は以下の通り、ほぼないに等しいです。設定がどう機能するのかは確認していませんが、項目名称を見るに、音声や映像の出力に不具合がある場合に変更する設定と思われます。特に問題なければ触る必要はないでしょう。

Screenshot
Screenshot

見ての通り、表記は日本語対応ですが、翻訳はガバガバです。

一応、アップデート機能はあるので、最新版にアップデートしておきました。

オススメのケーブル/アダプタ

今回の「Fire TV Stick 4K Max 第2世代」との組み合わせの場合、「短めの極細USBケーブル」「HDMI L型変換アダプタ」などを活用すれば、以下のようにある程度コンパクトにまとまります。

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最終的にこんな感じで隠して配置しました。CarPlay AI Boxだと、サイズ的に難しいものが多かったので、組み合わせ次第でコンパクトに収納できるのは良いポイントです。

その他

走行中でも使用可能(TVキャンセラー等不要)

これはCarPlay AI Box等と同様です。最近は、純正ナビにHDMI入力端子を搭載している/できる車種も多いですが、少なくともトヨタの場合は走行中に表示できないとのことなので、これはメリットといえます。

いつものお約束ですが、運転手が見るのはもちろんNGです。

(私の環境では)ディスプレイオーディオのナビと併用が可能

私のRAV4のナビ(ディスプレイオーディオ/2019年モデル)では、Car TV Mateを接続した状態でもナビ機能が使用可能でした。

今まで試してきた「CarPlay AI Box」は、どれもナビ機能がAI Box側のものに置き換わってしまい、車側のナビが起動できない状態でした。

当然ですが、使えるといったも2画面表示ができるわけではなく、あくまで音声案内や、画面を手動で切り替えて使用できるというだけです。私個人としては、まだ純正ナビのほうが機能/精度が優れていると感じるので、これが使用できるのはありがたい。

動作はかなり安定している

すでに車内に設置してから2週間程度経っており、2時間程度連続でNetflixを再生したりもしました。FireTV側が安定しているのはもちろんのことですが、「Car TV Mate」側も特に問題が起きることはなく、映像/音声も安定していました。

一度だけ、音声が1秒ほど途切れたことはありましたが、それだけです。その時もすぐに正常に戻りました。

私がいままで使用してきた「CarPlay AI Box」は、どうしても動作が不安定な印象で、突然再起動してしまったり、音声が消えてしまうなど、正直ストレスに感じる部分が目立っていたので、動作が安定しているのは非常にありがたいです。

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