YouTube Musicでの手順もほとんど一緒なのですが、一つの記事にまとめるとややこしくなるので別記事にしています。

オートメーションの作成(YouTube Musicの場合)
「オートメーション」は、いわばマクロのようなものです。コレを設定することで、充電/NFCタグ等をトリガーにして様々な機能を実行できます。
「ショートカット」を開く
アプリ一覧から「ショートカット」を起動します。
アプリを開くとこの画面になるので、画面下部の「オートメーション」→「個人用オートメーションを作成」(あるいは右上の+)をタップします。
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トリガー条件を指定
トリガーは「NFC」「充電器」のどちらか使用する方を選択します。
今回は充電の方をトリガーとしますので、「充電器」をタップし、「接続されている」を選択で「次へ」をタップ。
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これでアクションを追加できるようになります。
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アクションの追加
次にオートメーションに内容を追加していきます。
アクションの役割は記事の最後で説明していますので、こちらでは省きます。なお、説明を比較的丁寧に行っております。オートメーションの最終的な中身もそちらに載せてあるので、説明が不要な方はそちらをどうぞ。
「待機」の追加
まずはじめに「待機」を追加します。
「アクションを追加」をタップし、「待機」と検索して「待機」をタップ。
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最初の画面に戻り、「待機」が追加されていますので、「1秒」の部分をタップします。以下のようにボタンが出てきますので、+を4回押して「5秒」にすればOK。
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「再生出力先の設定」を追加
まだまだあるのでどんどん追加していきます。
次に「再生出力先を設定」を追加します。「再生出力先」などで検索して「再生出力先を設定」をタップ。
「現在の曲を取得」を追加
「曲を取得」と検索し、して「現在の曲を取得」をタップします。これでOK。
「ミュージックの詳細を取得」を追加
次に再生中の音楽の情報を取得できるようにします。再び+ボタンをタップ。
「ミュージックの詳細」と検索し、「ミュージックの詳細を取得」をタップします。
「”アーティスト“を”現在の曲“から取得」となっていると思いますので、「アーティスト」をタップし、「トラック番号」の置き換え。
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IF文を追加
再び+ボタンを押し、「if」と検索し「if文」をタップして追加します。
追加されたら「条件」をタップし、「任意の値」へ変更します。
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「再生」を追加
次に「再生」と検索して「再生/一時停止」を追加します。
追加したら、「再生/一時停止」の部分をタップして「再生」に置き換えます。
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変更したら、アクション自体をタップしたまま、「その他の場合」の下へ移動させます。
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右のようになったらOK。
音楽再生のアクションの追加
Apple Musicと異なるのはここから。
「Play ~」を追加
まず再生したいプレイリスト等を追加します。
「App」→「YouTube Music」→再生したいプレイリスト
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・この場合は、「YouTube Music」アプリを起動して、実際にそのプレイリストを再生します。その後、一度オートメーションを保存し、ショートカットアプリを一度再起動してから再度試してみてください。
「待機」を追加
次に「待機」と検索して「待機」を追加します。
「順方向にスキップ」を追加
「カテゴリ」→「メディア」→「順方向にスキップ」と選択します。
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順序を変更
先程の3つのアクションを長押しし、「if文」の「その他の場合」の下へ移動します。
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これで完了です。
オートメーションの保存
これでオートメーションの作成は完了しましたので保存します。
「戻る」をタップし、「実行前に尋ねる」のチェックを外し、「完了」をタップ。
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これで設定が完了しました。
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実際の動作
実際に車でBluetooth接続+MagSafeで充電を開始した映像です。問題なく自動再生されました。
※動画はApple Musicのもの
ちなみに、動画ではロックを解除した状態で実行していますが、画面が消えていてもロック状態でも自動で再生が可能です。
実行時の「通知」を消す方法
ショートカットは実行時に通知を表示します。そして、今回のオートメーションは仕様上、充電をするたびに通知が大量生産されます…。
ということで、放置しているとこんな感じになってしまいます。

「ショートカット」はiOS純正アプリとなったため、本来通知を消すことはできないのですが、iOSの機能「スクリーンタイム」を使用すれば非表示にすることができます。
スクリーンタイムで非表示に設定する
「設定」→「スクリーンタイム」をタップし、「すべてのアクティビティを確認する」をタップ。
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少し下にスクロールすると「通知」欄がありますので、「表示を増やす」、またはグラフをタップ。
あとは「ショートカット」をタップし、「通知を許可」のチェックを外せばOKです。
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アクション一覧 & それぞれの役割
アクションはそれぞれ以下の役割があります。以下の画像にまとめていますので、ご自身の好みでカスタマイズしてみてください。
※画像をタップ/クリックで拡大できます。
自動再生されない場合
オートメーションが実行されたにもかかわらず、自動再生が始まらない場合、「YouTube Music」のタスクを切っていないか確認してください。
アプリを完全に終了させてしまうと、「ショートカット」から呼び出しても再生を行ってくれない場合があります。停車時はエンジンを切れば再生が止まりますので、タスクはそのままにしておきましょう。

待機時間の調整
オートメーションの最初に設定している5秒の待機時間ですが、この時間は機器・環境によって調整が必要な場合があります。そもそもこの待機時間は、「充電」or「NFCタグの認識」を行ってから「Bluetooth接続完了」までの時間以上となる必要があります。
基本的に5秒あれば十分だとは思いますが、再生が安定しない場合は時間を少しずつ増やしてみてください。
ちなみに、私の以下の機種・環境では3秒に減らしても安定して自動再生できています。
車種 | RAV4 Hybrid G (2020年マイナーチェンジ後) |
ナビ・オーディオ | 純正ディスプレイオーディオ (標準装備/ナビなし) |
スマホ | iPhone 13 Pro/iPhone 12 Pro |
iOSバージョン | iOS 14~15.0.3まで確認 |
トリガー | MagSafe充電 |
音楽アプリ | Apple Music |
その他
オートメーションを同じように設定して、かつ、タスクが残った状態で再生が始まらない場合は、以下を記載の上コメントへお願いします。
- 機種名
- iOSバージョン(iOS15.0.3 のように小数点以下まですべて)
- 使用したトリガー(充電 or NFCタグ)
- 使用した音楽アプリ
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