先日のレビュー後、「POCO F2 Pro」を一週間程度使用してみて感じた点、また、カメラ画質やバッテリー持ちについてまとめます。
バッテリー持ち
PC Markでの測定
PC Markの「Battery life」でのテスト結果は約「17時間」。
ベンチマーク上ではそこそこ優秀な結果で、大容量バッテリーが活きてます。
実際のバッテリー持ち
PCMarkだけだとスリープ時のバッテリー持ちなど、わからない部分もあるので実際のバッテリー消費も計測してみました。比較は「P30 Pro」で、計測時の状態は以下です。
・使用したのは朝と昼に1時間ずつ
・その他の時間は電話を1回程度
・どちらもAlways on display有効
・計測には外部アプリを使用
※全く同じように使ったわけではないので多少の誤差があります。
数値を表にすると以下の通り
POCO F2 Pro | P30 Pro | |
バッテリー残量 | 70% | 79% |
バッテリー容量 | 4700mAh | 4100 mAh(ドコモ版) |
全く同じ使い方ではないので正しくないかもしれませんが、「P30 Pro」は圏外のところにいたので不利なはずですが、最終的な結果は「POCO F2 Pro」が「70%」、「P30 Pro」が「79%」。
バッテリー容量で考えると少し減りが早いですね。
使っていたときの印象としては「POCO F2 Pro」の使用時の減りは普通なのですが、スタンバイ時の消費が少し多く感じました。
Xiaomiのスマホは今まで3台(Mi MIX 2S、Mi 9、これ)購入して使ってきましたが、どれもスタンバイ時の消費は他のスマホに比べると多かった印象があったので「MIUI」のせいかもしれません。今後、eu版の「MIUI12」やカスタムROMでも試してみます。
まあちょっと貶し気味に言ってますが軽い使い方なら2日は使えます。
カメラ画質
私は愛媛県民でして、愛媛はやはり海、山と自然が多いということで景色メインです。
標準の広角レンズ、望遠レンズをそれぞれ「P30 Pro」と比較しました。
※「POCO F2 Pro」ではAIアシストON、「P30Pro」はAIアシストOFFとなっていました。
あまり公平な比較にはならず申し訳ありませんが参考程度にどうぞ。
※機種名が長いので「POCO F2 Pro」を「POCO」と略しています。
広角レンズ(標準レンズ)
Xiaomiの端末は色を鮮やかする傾向にあり、P30Proの写真とはだいぶ雰囲気が違いますね。
実際の見た目に近いのは「P30Pro」ですが、写真として映えるのは「POCO」の方ですね
超広角レンズ
超広角になるとちょっと色合いが変わったのがわかるかと思います。
POCOの方はちょっと色が薄めになりました。ただ、屋内で撮影を試すとそうでもなかったので被写体や明るさにもよりますね。
10倍ズームでの撮影
これは「5倍ズームレンズ」搭載の「P30Pro」との勝負は「負け試合」もいいとこですね。
流石にデジタルで10倍ズームは辛い。
POCOはデジタルズームなので明瞭感はお取りますが、全体的に明るめ。
P30 Proは5倍ズーム+2倍デジタルズームで輪郭もはっきり。
夜景
都会の夜景とかを撮りたかったのですが、なかなか夜にそういうところに行く機会がなく、撮影できなかったので星空と、暗いところで撮った普通の写真です。

すまんな
とりあえず普通に撮影するとこうなります。
これは「POCO」が悪いというより「P30Pro」が強すぎる。目視じゃ「POCO」よりも暗いですからね...
どちらの端末も「夜景モード」が搭載されているのでこれで撮影してみました。
これだと「POCO」の方もはっきりと認識できますが、「P30Pro」に関してははっきりと見えちゃってますね。
これ真っ暗なんですよ...
最後にどれだけこの端末たちがすごいかわかりやすいように「Galaxy Tab S6」で撮影。

すっげぇ黒くなってる、はっきりわかんだね。
マクロ撮影
「POCO」にはマクロ撮影専用のレンズが搭載されており、超至近距離でもピントを合わせることができます。
ちなみにこのレンズは2倍ズームになっています。
マクロ撮影はカメラ画面の上部にある花のマークをタップで切り替えできます。
こんな写真が撮れます。
これは画質どうこうより「映る」というだけでも価値がありますね。
ブログ記事用の写真を撮るときには結構活躍してくれます。
使っていて気になるところ
指紋認証の位置が高い
「P30 Pro」の位置に慣れているのも大きいとは思いますが、だいぶ高めの位置にあるので位置を一発で当てるのが難しいです。位置さえ合えばサクッと解除できるのでそこは問題ないですが。
P30 Proの位置は持ったときに指が自然と当たる位置なので解除しやすいです。
音がちょっとしょぼい
ハイエンドとしてみるとしょぼく感じます。
スピーカーは一つのみで、位置も下部と手で覆いやすいです。
「Mi 10」はこの機種よりも高額なぶん「ステレオ」になっていたりするのでここは完全に妥協点。
まあイヤホンジャックあるんだからそれ使えってことですよね。
MIUI 11が少し不安定
YouTubeを再生していたら突然アプリが落ちたり、YouTubeの音だけをバックグラウンド再生で聞いているときに、モバイルデータ通信が詰まることが2回ずつ程度ありました。
モバイルデータ通信は一度OFFにしてからONにすれば直ったのであまり問題ではありませんでしたが、ちょっと不安定な印象です。
アップデートで修正されるとは思いますが、グローバル版はアップデートが遅めなのでしばらくかかるかもしれないですね。
ガラスフィルムを貼っても指紋認証は一応使える
一か八かで最初から貼ってあるフィルムを剥がしてこのフィルムを貼ってみました。
切り欠きなしでフラットなフルディスプレイだとこんなフィルムになります。
穴も切り欠きもない超シンプルなガラスフィルム。
指紋認証自体はできるけどやはり精度、速度が落ちるので、張替えはオススメしません。
性能は高いが値段なりの不満あり
カメラは暗所での撮影はP30 Proには劣りますし、ネット上の情報では「Mi Note 10」と比較しても少し劣ると言われているようです。カメラ性能は値段に比例しやすい部分なのでここはさすがのXiaomiも抗いきれないという感じ。
また、指紋センサーの位置、スピーカーなど、(個人的にではありますが)小さい不満がちょこちょこ見受けられました。
これが気にならないのであれば十分「買い」ですね。
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検討中なのでとても参考になりました!